NPO運営の節約と経費削減の基本
節約や経費の削減はあくまでも、本質を損なわない程度に行います。 サービスの質を低下させたり、相手に不快感を与えるような変更は、 事業にとっては、マイナスです。無駄を省き、より内容が充実するようなものを取り入れましょう。 また、効率を下げるようなことも避けなければなりません。 安いことを理由に質の悪い機械や作業へと変更したのでは、かえって人件費がかかってしまいますよ。 作業単独ではなく、全体にどのようなことを与えるかも考慮してくださいね。
以下に、 今更そんなことと思われることが並びます。 欠けていることがあるとしたら、少し考え直したほうが良いかもしれません。 NPOだろうと貧乏だろうと人です。 あなたの団体は経費削減しなくてはいけないのかもしませけれど、 相手には、全く関係ありません。 自分がどういうつもりでも、相手に悪い印象を与える必要は無いのです。 ポスターを貼って貰うようにお願いに行く際、何か提案をしに行くときでも、 せっかくの機会ですから大切にしましょう。
名刺の節約と経費削減
持っていますか? 名刺を交換することで、相手に名前を覚えてもらえます。 口頭だけでは、忘れられてしまった時思い出されません。 ということは、今後の展開も期待できないのです。 名刺入れもあったほうが良いでしょう。 渡し方などのマナーも確認してくださいね。 貧乏でもNPOでも折れ曲がった物や汚いものは論外です。
ちなみに、名刺を経費削減して作るには、 ワード、オープンオフィスなどにテンプレートを入れ、 自分用にアレンジ。 用紙は、大手の電気屋さんなどのパソコン用紙コーナーに置いてあります。 失敗しすぎると経費削減どころかかえって、負担が大きくなります。 不要な用紙で「ためし刷り」をしてくださいね。
もしくは、手持ちのキレイな厚紙で充分です。 お金持ちになったら、その辺の印刷業者にたくさんお願いしましょう。 今は、経費削減です。 でも、最近は、安い業者さんも出てきているので、いろいろ検討してみてください。
名刺には、名前以外にもホームページアドレスなども記入しておきましょう。 最近はこんなものを使う方も。
パンフレット
自分の団体を口頭だけで説明していませんか? 運営方針、熱意は伝わるかもしれませんが、 内容を理解してもらえているでしょうか? 人の話を100%覚えていられる人は、そういないでしょう。 名刺に載せきれない情報は、こちらのパンフレットへ。 最初は、白黒で充分です。お金が貯まったら、経費削減節約生活脱出。
ポイント
@専門用語、独自の用語などを使わない。
あくまでも、自分のことを知らない人が見ることを意識してください。
Aだらだら文章を書かない。
ヒトが一度に聞き入れられる情報は、案外少ないものです。 読ませるのではなく、見せるくらいで良いでしょう。
B常に用意する
思わぬところに思わぬ出会いがありますよ。 外出する際などは、忘れずに。
服装
相手がスーツ。 こちらがTシャツにGパン。 なんてことはありませんか? 最低限のマナーです。 スーツを着なければならないということはありませんが、 ジャケット1枚で印象は随分変わります。 Gパンの方が、好印象という状況は、少ないかと思います。 また、髪型、靴などへの配慮も忘れずに。
時間
時間厳守。 当然ですね。 遅れるときは、早めに何分遅れるかを連絡。 この時間に更に遅れるのは、絶対にダメです。 時間にルーズだと所属しているNPOの運営そのものがルーズな印象になります。 また、早過ぎるのも迷惑です。
話し方
俯いてゴニョゴニョ話すのでは、何も伝わりません。 あらかじめ話す内容のポイントをメモしておくと良いでしょう。 あくまで読み上げるのではなく、伝えるのです。
さらに、一方的に話していませんか? 先方はそれで満足でしょうか? 相手の話を聞くことで、初めて会話は成立します。
お礼
お礼は、きちんと述べましょう。 できれば手紙が良いですが、最悪メールでも構いません。 形式的なことだけではなく、ご協力いただいたことで、 どんな効果があったか、その後どうなったかなど、 具体的な方が、実感が湧くとは、思いませんか?
きちんと対応すれば、その後の展開も期待できます。 1回だけではなく、継続できる関係を目指したいものです。