機関誌などの発行について
よく見かけるNPO団体などの会報誌。今は、インターネットがあるから。。。と縮小したり手を抜いたりしていませんか?駄目ですよ。そんなことじゃ。そもそもデジタルとアナログでは、 狙っていることが違います。理由は色々ありますが、まずパソコンを持っている人ばかりではありません。また、持っていても、会報などのアナログな紙媒体の方が信用性が高いと感じる方もいらっしゃいます。更に、インターネットを介しての情報の閲覧は、目的があって行うものです。 つまり、「調べよう!!」と思わなければ、調べない。 反対に会報などの郵送物は、少し乱暴な表現ですが、半強制的に情報を提供できます。 会報誌などの場合、限定された情報だけでなく、関連する分野を問わずに掲載してあれば、新たな展開があるかもしれません。
格安で発行する会報などの団体情報提供
「低料第三種郵便」と言えば、お分かりでしょうか?障害者団体定期刊行物協会に加盟することで本来の送料とは比べ物にならない値段で、 会報を郵送することができます。もちろん、ルールは守って使わないとだめですよ。また、障害者団体定期刊行物協会に所属しなくても、郵便局と直接契約し、 低料第三種として認められても、障害者団体定期刊行物協会ほどではないですが、安く発送することができます。ただ、条件がありますので、郵便局等にお問い合わせくださいな。
封筒?帯封?
封筒で会報を送っている団体さんも多いのではないのでしょうか。封筒のコストも馬鹿には、できません。宛名のラベルをシールで貼っている方は、更に経費が掛かっているのです。そこで、帯封に変えてみてはいかがでしょう?封筒代が掛からず、ラベルシールも要りません。A4の用紙に直接、住所を印字すれば良いだけですから、、、効果は、団体ごとにより、異なるとは思いますが、当たり前の恒常経費を見直してみては、どうですか?
読んでいる人を意識してますか?
よく見かける身内ネタのみで完結する会報誌。それはそれで良いのですが、もう少し、読んでいる人を意識してみてはいかがでしょうか。 何もフリーペーパーや地域情報誌にしろとまでは、言いませんが。少し意識するだけで、紙面が変わってくるはずですよ。
特集を組んでみる
毎月、季節行事の報告と今後の予定が掲載されている会報誌。ありますよね。ただ、少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。 常に新しい情報を流すのも確かに大切です。でも、新しく会報誌を読み始めた方もいらっしゃいます。 以前の内容を忘れてしまっている方もいらっしゃいます。基本的な情報の再配信や自分たちの団体の活動の一部を改めてピックアップしてみるなど。これまで当たりまえだと思っていたことが、意外と周囲には知られていないことも多いのでは?
編集者を変えてみる
雰囲気や内容に新しい風をと思うのなら、編集者を変えてみましょう。最初は、一部。そのうち全体を移行してみても面白いものが出来上がります。 でも、他に誰も居ないし。。。という方。異論反論ございますが、外部の方に書いてもらう。っていうのはいかがでしょうか。外部の専門家や、利用者の関係者など、広告や宣伝を兼ねてコラムなどの形にしても良いかもしれませんね。嫌なら良いですが。。。
一通一通大切に
1通くらい、封筒の端が折れてても、気にしない。駄目です。その1通は、あなたにとって沢山ある中の1通です。しかし、送られた側にとってみれば、その1通が、その団体の全てなのです。ボランティアさん、寄付して頂いた方、その他、ご協力頂いた方などに対して、そんなことでは、提供しているサービスもたかが知れています。
購読者を増やす
経費削減で、購読者を減らそうなんて考えていては、いませんか?目先の利益を追い求めるだけでは、駄目ですよ。 また、個人情報を放置していませんか?少なくてもその団体に関わり、名刺交換なりしたから個人情報は残るのです。その出会い一つ一つを大切にしましょう。もちろん、無断で会報などを送ってはいけません。 先方にご了承を頂き、いつでも配信停止を出来る旨も伝えましょう。より多く購読者を増やすことで、会報全体の価値を高め、その内容になる記事一つ一つの影響力も大きくなるのです。 ボランティアさんや寄付して頂ける方などが継続的に関わってもらえる可能性も高くなります。